26歳男 知人のせいで診察ではなく霊視してもらった

26歳のコンサルマンです。
霊能力と呼ばれるものは基本信じていませんでした。
寧ろ、今まではそんなものは存在しないものだと思っていましたが、学生時代に1つだけ信じられないことがありました。

当時、私が学生だった頃、講義を終えた後はいつも知人が住んでいる2階建てのアパートに通っていました。
私は心霊や都市伝説を一切信じない人間だったのですが、その知人は心霊や都市伝説を信じる人でした。
その知人の家では心霊系や都市伝説系の話を毎日のように聞かされていましたが、ある日突然、北海道道東にある某有名心霊スポットに一緒に行かないかと誘われました。
もちろん、信じていなかった私は「そんなところに行っても何も無いし、ヒグマが出没するから行かない。」と言って断りましたが、結局、知人は他の友人を誘って某有名心霊スポットに行ってしまいました。

その某有名心霊スポットは元々炭鉱で、実際に1970年頃に事故を起こしており、大勢の人が無くなっています。
慰霊碑もあり、事故当時のまま病院や施設等が残っている状態です。
こんなところに行っても廃墟見るだけかヒグマに襲われるかのどっちかであると思っていましたが、知人がその心霊スポットから帰って来たときが全ての始まりでした。

知人が帰って来てから翌日、知人は講義も受けず1日休んでいました。
私は「どうせ風邪でも引いたんだろう。2日~3日で戻ってくるだろう。」と思っていましたが、1週間以上も姿を見せずにいたので、流石に心配になり電話しました。

電話をすると知人が出ますが、どこかおかしくなっている様子でした。
いつもの知人ではないのは確かです。
生気が無いというか、出来の悪いロボットと話しているような感じでした。
そして、病院に行ったかどうかを確認しても「行ったけど異状無しって言われてる。」とのことでした。
大きな病院で診察を受けるよう勧めましたが、「行っても無駄だ。」と返され、どうにもできない状態でした。
流石にヤバいと思い、知人の住むアパートへ急行することになりました。

アパートに行きましたが、何故か玄関に潮が盛られていました。
この時点でおかしくなっているのは間違いないと思い、インターホンを押しましたが、反応はありません。
良くないと思いながら、玄関のドアを静かに引くと鍵は閉めておらず、誰でも入れるような状態でした。
入ってみると部屋中がほこりだらけで、カーテンも閉めっぱなしです。
でも、そこに知人の姿はありません。
どこにいるのかと思い部屋中を調べたところ、ベッドで体育座りしている知人の姿がそこにありました。

「何があったんだ?」と聞いても答えは返ってきません。
玄関前の塩盛についても確認しましたが、「誰かが俺をずっと見てる。外に出ようとすると目まいする。」との一点張りです。
私は意味が分からなくなってしまい、そしてもう手に負えないと思い、とりあえずその場から去りました。

去った後、知人のアパートから帰宅する途中に何故か頭が痛くなり、帰宅後はすぐに就寝してしまいました。
その日の夜はなかなか寝れませんでした。
頭が痛いからというよりも、変な視線のようなものを感じていました。

翌日、私は具合が悪くなり、講義を休み総合病院に行きましたが、「とくに問題ありませんね。」と言われ、何が何だか分からない状態になっていました。
すると、私宛に一本の電話がかかってきます。

電話の発信者はまさかの知人です。
電話に出ると、「お前が病院に行ってるのは知ってる。お前が病院で診察受けている光景をあいつが見ている夢を見た。今、病院だろ?」と言われ、私は信じられず茫然としていました。
すると、その知人から「俺のせいだと思う。某有名心霊スポットに行ったこと、病院で異常無いことを話すと、親が心配して霊能力者みたいのを明日連れて来るって。お前も来ないか?」と言われたので、とりえあえず行くことを伝えました。

病院に行った日の夜です。
信じられないようなこともあり、頭も痛いのでこの日も早く就寝するようにしました。
ですが、時間が経つと「何かに見られている」ような視線を感じ始めます。
気にしないようにしていましたが、人の気配を感じたので、横を見ると頭に包帯を巻いた男がこちらをずっと見ていました。
恐怖のあまり叫ぶ前に気絶し、そのまま寝てしまいました。

翌日、知人のアパートに霊能力者みたいのが来るとのことでしたので、私は具合悪いままアパートへ直行しました。
到着してインターホンを押すと知人が出てきます。
少し元気な様子でした。
部屋に入ると知人・知人の親・霊能力者みたいなオバさんがいました。

部屋に入って早々、「ん?あなた、頭怪我しているでしょ?」とオバさんに言われました。
もちろん、私は頭痛がするだけで怪我していないということを伝えると、「違う違う。中身よ中身。あなたの中にいる頭に包帯を巻いた男よ。」と言われ、私の横で覗いていた男を思い出しました。

知人と一緒に事情を話すと、どうやら知人も同じ男を見ていたようです。
そのオバさん曰く、その男は炭鉱事故で病院に運ばれたが、治療しても助からなかった男の人だと言っていました。
頭に包帯を巻いていたのも事故で怪我していたからそうです。
その知人に憑いて行ったのは、炭鉱から抜け出したいという思いで憑りついてしまったそうです。
でも、その知人と男の相性が合わなかったようで、対象を私に変更しようしたみたいです。
ある意味では、私は知人の道ずれになりかけた訳です。

私と知人は後日、そのオバさんの助言で心霊スポットに行って供養して来ました。
これ以降何も起きていませんが、今でも忘れられない出来事になります。